ショートスリーパーは短命?理想的な睡眠時間はどのくらいか

理想的な睡眠時間とは?

いくつかの研究結果から理想的な睡眠時間は7.5時間と思われます。

研究では睡眠の質は加味されていないのですが、
以下の研究をもとに判断すると7.5時間が理想的と判断できます。

・睡眠時間と脳機能
・睡眠時間と人間性
・睡眠時間と脳の老化

睡眠時間と脳機能

反応のスピードや判断力を測定する脳機能のテストでは

3~5時間睡眠のグループ
判断力が鈍い結果で、判断力が鈍くなっている自覚がある。

7~8時間睡眠グループ
判断力は良好。

テストで一番問題とされていたのが
5~7時間睡眠のグループでした

テストの結果では反応は明らかに劣っていたのですが
反応が鈍くなっている自覚がない状態でした。

睡眠時間が3~5時間のグループは反応が鈍くなっているが自覚がありますが、睡眠時間が5~7時間のグループは反応が鈍くなっているが、自覚がない状態だったのです。

つまり、睡眠時間が6時間くらいだけれども、自分は充分足りていると思っていても、本来の脳機能が発揮されていない可能性があります。

(睡眠の質が加味されていないので、睡眠の質がよければ6時間でも充分な可能性はあります。)

研究では5~7時間睡眠が2日続くだけでも脳機能が低下すると判定されています。


睡眠時間と人間性

バージニア大学の研究では、睡眠時間が短い人ほど人を騙しやすいと研究結果を出しています。

睡眠不足が短くなると誠実性が低くなる傾向にあります。

シンガポールマネジメント大学の研究では
睡眠不足の社員は就業中にネットサーフィンをしている確率がそうでない社員よりも高いと研究結果を出しています。

不誠実である可能性が高いので、一生懸命仕事しているように見せてサボっている可能性が高いです。


睡眠時間と老化

脳の老化の研究からも、7時間台が理想的と言われています。

・記憶力
・論理的思考力
・言語能力
のテストをもとに行われた研究では

・睡眠が6時間以下のグループ
・睡眠が8時間以上のグループ
は脳が老化しやすいことが判明しています。

普通の人がショートスリーパーになるのは無理

私は睡眠時間を短くしてビジネスに取り組む時間が増えたら良いなと思って、ショートスリーパーになりたいなと考えたことがありました。

ですが、最近の研究では
普通の人が3時間程度の短時間睡眠で、充分寝たときと同じパフォーマンスを発揮するのは難しいと言われています。

「ショートスリーパーになるには?」
「ショートスリーパーのトレーニング方法」
などの書籍がありますがおすすめしません。

最近の研究では、ショートスリーパーは遺伝子で決まっているとされています。

短時間睡眠でも普通の人と同じパフォーマンスを出すには、DEC2遺伝子がないと難しいです。遺伝なのでいくらトレーニングをしても無駄です。

ショートスリーパーの認識が紛らわしくなるのは、一定期間は短時間睡眠で活動できるという点です。

DEC2遺伝子を持たない人でも、数カ月~1年程度であれば短時間睡眠である程度のパフォーマンスは出せる。
しかし、次第にに幻覚が見えるようになってきたり、支障が出始めます。

私も過去に3ヶ月くらい3時間睡眠で過ごしていたことがありました。やる気に満ち溢れていたので、脳内ホルモンがドバドバ出ていていつもと変わらないパフォーマンスを発揮できていました。

ですが、長くは続かなくて、今は毎日6~7時間程度睡眠をとっています。


テレビでショートスリーパーの人が取り上げられることがありますが、1週間や1ヶ月程度の検証だと思います。
もう少し長い期間で検証したら覆る可能性が高いです。

または、その人がDEC2遺伝子を持っていて、我々とは違うタイプ人だということです。
DEC2遺伝子がなければ、努力やトレーニングでショートスリーパーになることはできません。


歴史的な偉人で、睡眠時間が短かったと言われている人がいますが、本当に短かったのか怪しい人も多くいます。

ナポレオンは3時間しか寝ていなかったと言われていますが、お風呂の時間を1日に何時間も使っていたらしいです。

エジソンは4時間しか寝ていなかったと言われていますが、仕事場に簡易ベッドを設置していたみたいです。

偉人や知人が、短時間睡眠の話をしていたら

・本睡眠以外のところで睡眠を補給していた
・ある一時期の話をしている(1年以内なら短時間睡眠を続けられる)
・DEC2遺伝子の持ち主だった

このどちらかです。


DEC2遺伝子を持たない我々が、
『ショートスリーパーになって今よりも結果を出そう』
と、考えるのは避けるべきです。

私は過去にショートスリーパーになろうと試みたことがありましたが、ぼーっとした時間が増えただけでした。

ビジネスで今よりも結果を出すためには、睡眠時間を削って時間を増やすよりも今ある時間をより有効に使うアプローチの方が効果的です。

睡眠時間を短くして時間を作っても、ぼーっとする時間が増えると逆効果ですからね。

参考文献


よく眠るための科学が教える10の秘密